Monthly Archive 12月 2017

睡眠不足で風邪をひきやすくなる!

アメリカで2009年に行われたある実験があります。

21歳~55歳までの男性78名女性75名に、鼻の中に風邪のウイルス(ライノウイルス)を付着させ、その後2週間、風邪の発症率と睡眠の良好度合いを調べたというもの。

結果、睡眠効率の悪い群は2人に1人が発症。睡眠効率の良い群と比較して、5.2倍も、睡眠不足が感染症罹患率を上昇させることが明らかにされました。

睡眠負債、睡眠コントロールによる生産性アップ、と働き方改革の中で睡眠関連のことが騒がれていますが、そもそも睡眠の質と量をコントロールしなければ、病気の罹患率が上がるということは、他の疾患でも多々証明されています。

出典:Clhen S et al Arch Intern Med 169 2009

講演情報:こどものこころ・からだ・ねむり

12月7日、埼玉県北足立北部養護教員会にて養護教諭約100名を対象に、eSLEEP統括医の志村哲祥医師による睡眠の講演「こどものこころ・からだ・ねむり」 が行われました。

◆寄せられた感想(抜粋)◆
・大変興味深かったです。不登校傾向の生徒が多く、やはり睡眠(生活リズム)が影響している実態があります。
・日本の子どもの睡眠は危機的状況にあること、放置すると心身症や自殺につながる恐れがあること等、科学的にわかりやすく教えていただき、大変勉強になりました。
・カフェインの含有量について、大変勉強になりました。光のリズムについて、思い当たる生徒がいます。職員に情報提供します。
・日々、睡眠不足から体調不良を訴え来室する児童がいるので、今後の指導に生かしていきたいです。
・うつと睡眠についての関係が具体的にわかり、学校で睡眠の大切さに取り組んでいきたいと思いました。

講演情報:『正しい睡眠』を学んで成績アップ! 睡眠学入門

11月30日、SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の千葉県立柏高校にて、eSLEEP統括医の志村哲祥医師による講演「『正しい睡眠』を学んで成績アップ!睡眠学入門」が行われました。

◆参加した生徒の皆様から寄せられた感想(抜粋)◆
・ゴールデンタイムを信じてテスト勉強も早く切り上げていたので、今後は気にしなくていいからよかった。
・今までのことが間違っていたということを知れた。自分は基本7時間以上寝ようとしていたが、8時間以上寝る目標に変える。
・世界の高校生の平均睡眠時間に比べ日本は少なかったので、もっと時間を確保したいと思った。
・自分があまり眠れなかった理由や、どのようにすれば眠り安いかがよくわかった。
・睡眠のせいで成績が下がる可能性があると思わなかった。今日から改善したい。
・自分の睡眠があまりにもひどく実年齢と比較し、高齢の人と同じ体になっているので、もっと若返ろうと思った。

◆この講義を聞くことを他の人にも薦めますか?◆(約1000人が対象)

・とても薦める 67.1%   ・薦める 31.7%

 

(満足度98.9%)